何かをしようとするとき、考える「しようとすること」の反対側に「~しなければならない」「~だからできない」「~するべき」があって、進めなくなっていませんか? 貴方の本当の答、見つけるお手伝いさせていただきます。

2007-04-06

知恵の実

『知恵の実』と言う言葉を耳にされたことがあるでしょうか?

アダムとイブが天国?を追い出されるきっかけになったお話のなかで登場するものですが、蛇にそそのかされて口にしたとされています。

さて、この知恵の実ですが口にしただけで恥や自我、美醜の感覚といった固体毎の意識を生み出したとされています。それが故に前述のお話の中では宜しくないものと言う評価をされています。

が、日本では『恥を知る』ということに、一つの美徳を見出しているのも事実かと思います。(『恥を知る』についての他国の感覚は残念ながら存じません。)

また、『知る』という行動にスポットあてて掘り下げてみると、中途半端に知っていると誤った判断を下すことになりかねないので、大よそ浅い事よりも深く『知る』事が望まれるのではないでしょうか?

併せて『恵』の文字に注目してみると、『恩恵』といった単語に表されるように、受けてよい結果が得られるものと捉えることができると思います。



口にすることが良くないと、おこがましいとさえも表現できそうな知恵の実ですが、果たして一度口にしてしまっていたとしたら、その後どうすることが一番の選択なのでしょう?


因みに私は、口にし続ける方が、しないことよりも案外良いのでは? と思っていたりします。
*能楽の附子を思い起こした方もいらっしゃるかも知れませんが、結構本気で思っています(笑)

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