マフラーと気持ちと
「寒い季節も終わろうとしているのにマフラーもないだろう」と思われたかもしれませんが、この記事を書こうと思ったのは、今朝起きた瞬間、僕の好きな絵本作家さんのことが頭に浮かんだからでした。
その方の絵本は、すでに一冊「ウデマクラー」というタイトルのものをこのブログのサイドバーでご紹介させていただいていますが、今朝思い出したのは「たてがみのマフラー」というタイトルの絵本です。(この記事の下段でご紹介しますのでご興味をお持ちになられたらクリックしてみてくださいね。)
人の気持ちとマフラーは良く似ている。 きっとそんな内容の夢を見たんだとおもいます。 そこからしばらく考えていました。
(イメージしてみてくださいね)
季節は冬、雪が舞い降りては地面に落ち、溶け残り、積もっていく。
そんな寒さの中、あなたといつも一緒にいてくれる人は、マフラーをして待ってくれています。
少し遅れてあなたが待ち合わせ場所に到着すると、
何も言わずに自分のしていたマフラーをあなたにフワリとかけてくれます。
外気に晒されていた首筋に、暖かさの残るマフラーが触れます。
相手はにっこりと微笑んでいます。
(違うパターン)
急遽早くなった待ち合わせの時間、あなたはどうにか間に合わせたくて走っています。
その首筋や額にはうっすらと汗が浮かんでいます。 ・・・到着しました。
あなたといつも一緒にいる相手がやってきました。
そして、自分のしていたマフラーをあなたにかけてくれます。
気持的には嬉しいんだけど、『今は暑いな』とあなたは苦笑いします。
相手を想うこと、相手が想ってくれること、それぞれ必要ですよね。 でも押し着せてしまうと、せっかくの暖かさが、こぼれて行ってしまったりします。
どう感じられたでしょう?
<絵本の紹介>
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